新曲を投稿しました
歌詞です
昨日までより静かな部屋 涙も声も枯れた
ふいに鳴るお腹の音に なんだか可笑しくなって
冷凍の焼きおにぎりがまだ 一つだけ残ってたな
本当はあいつに あげるつもりだった 最後の一つが
せっかく温めたのに 食べるのも忘れ ぼんやり空を見てた そんなとき
ふと目の前が真っ暗になって 体中に痛みが走った
自らは食いし者
焼きおにぎりは食われし者
そんな慢心が招いた死
今日の日を夢に見て
虎視眈々と待ち続けた彼の
前には人類の叡智など無力
来世ではもう負けないと誓うよ
曲調は切ないバラードに仕上げました。
テーマは「当たり前」です。
親、恋人、友人。大切なものは失ってから気付くとよく言われます。それは日常のすべてに当てはまります。命だってそう。
昨日生きていて、今日生きていたんだから、明日だって当たり前に生きている。
朝ご飯を食べたんだから、昼ご飯だって食べられる。
そんな当たり前は、本当に当たり前なのか。
いつも人間が食べる側で、焼きおにぎりが食べられる側という「当たり前」は、ある日突然、当たり前ではなくなるかもしれません。
当たり前が当たり前じゃないことは、いつも後になって気付く。
当たり前だと思っていることは、奇跡の積み重ねなのではないでしょうか。
今日も焼きおにぎりに食べられることなく、焼きおにぎりを食べることができた。
当たり前に感謝し、噛み締めて生きていくことで、人は幸せを感じるのです。
では。